タロット占い講座


[ 第5回 ]

大アルカナ・小アルカナについて

78枚あるタロットカードの内容をわかりやすく整理しながら解説します。

まず、大きく分けて22枚の大アルカナと、残り56枚の小アルカナの2種類にわかれます。

大アルカナには1番から21番までの番号のあるカードと、無番号、または0番のカードが1枚あります。0番の「愚者」はトランプのジョーカーと似ていますが、起源については不明です。

0 愚者I 魔術師XXI 世界

それに対して小アルカナはトランプと同じように4種のスートがあります。スートの呼称はカードの作者や占い師によって様々ですが、だいたい以下のようになります。

各スートにはエース(1)、2、3、4、5、6、7、8、9、10の数札と、キング、クイーン、ナイト、ペイジと呼ばれる人物カード(コートカード)の合計14枚のカードがあります。

大雑把な解釈の仕方として、大アルカナは人間が成長する中で直面する様々な教訓を、小アルカナの数札は日常的な出来事を、コートカードは人物を示しているなどと言われていますが、あまりこの法則にとらわれないように注意してください。必ずしも大アルカナだから重要で小アルカナだから軽視してよいというわけではなく、たとえ小アルカナであってもインスピレーションが強ければそのカードを重要視するべきでしょう。

実際に占うときにはこれらすべてを使って占うことになります。全てのカードの意味を覚えるのは大変だと思うかもしれませんが、無理に覚える必要はありません。ウェイト版のカードは全てのカードがイラストによって表現されているので、そこに描かれた図柄を見て浮かんでくるイメージ(インスピレーション)を利用すれば意味を覚えなくても占うことができます。

解説書に書かれているカードの意味を丸暗記するような形で覚えてしまうと、知識に頼りすぎて直感(ひらめき・インスピレーション)が浮かばなくなってしまったりします。深い洞察もできず浅い占い結果になってしまいがちなので、勉強はほどほどにして、まずはカードの絵柄に親しむことから始めてみてください。

カードの学習のサポートが必要な場合は「サブスク占い」をご活用ください。絵柄に親しむコツを伝授いたします。


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