[ 第8回 ]
〜 タロットプロファイルの作成 〜
占いの依頼の中には時々生年月日が書かれているものもあります。それが星占い(占星術)や四柱推命、九星学などといったもの(命占・命術などと呼ばれます)であれば当然ながら必須の情報なのですが、タロット占いでは必須ではありません。
では、せっかく書いてくれた生年月日は何の意味もなくなってしまうのでしょうか? そんなことはありません。実はタロット占いでも生年月日を活用する方法があります。今回はみなさんにとっておきの秘密をお教えしましょう。
これからご紹介する方法で割り出されたタロットカードは、あなたの性格や宿命などを判断する手がかりとなるものです。今回は3枚のカードを割り出してみましょう。
まず最初に、簡単に調べることができる「ゾディアック カード」と呼ばれるものを見てみましょう。ゾディアック(Zodiac)とは占星学の用語で「獣帯」とも言います。星占いの12星座に対応するもので、その人の性格(キャラクター)が一番よく表れるカードです。星座を見るだけで、すぐにゾディアックカードを知ることができます。例えば、牡羊座の人は「皇帝」のカードがその人のゾディアックカードになります。
この時注意として、星座が切り替わる境界に近い日付(毎月 21 日前後)に生まれた人の場合、生まれた年によって違う星座になることもあります。自分の星座を正確に知るためには出生ホロスコープの「太陽星座(サイン)」を調べる必要があります。不安な人は西洋占星術の専門家に相談してみてください。
(私はタロット専門なので西洋占星術は専門外ですが、お問い合わせいただければお答えすることはできます。)
星座とタロットの対応は以下の通りです。
星座(星座宮) | ゾディアックカード | およその期間 |
---|---|---|
牡羊座(白羊宮) | IV 皇帝 (The Emperor) | 3月21日〜4月19日 |
牡牛座(金牛宮) | V 法王 (The Hierophant) | 4月21日〜5月20日 |
双子座(双子宮) | VI 恋人 (The Lovers) | 5月21日〜6月21日 |
かに座(巨蟹宮) | VII 戦車 (The Chariot) | 6月22日〜7月22日 |
獅子座(獅子宮) | VIII 力 (Strength) | 7月23日〜8月23日 |
乙女座(処女宮) | IX 隠者 (The Hermit) | 8月24日〜9月22日 |
天秤座(天秤宮) | XI 正義 (Justice) | 9月23日〜10月23日 |
蠍座(天蝎宮) | XIII 死神 (Death) | 10月24日〜11月22日 |
射手座(人馬宮) | XIV 節制 (Temperance) | 11月23日〜12月21日 |
山羊座(磨羯宮) | XV 悪魔 (The Devil) | 12月22日〜1月20日 |
水瓶座(宝瓶宮) | XVII 星 (The Star) | 1月21日〜2月18日 |
魚座(双魚宮) | XVIII 月 (The Moon) | 2月19日〜3月20日 |
パーソナリティー カードはその名の通り、あなたの人格(パーソナリティー)を表すカードです。あなた自身が何を学ぶためにこの世に生まれてきたかといことを示します。
ソウル カードは、あなたの
これらを調べるには生年月日を使って計算します。まず、生まれた年(西暦)、月、日、を足します。例えば、1965年7月13日生まれの人はの場合以下のようになります。
1965+7+13 = 1985
さらにここで出てきた 1985 という数字を分解して足します。
1+9+8+5 = 23
この結果が23以上以上の数字の場合にはさらに分解して足します。
2+3 = 5
この 5 に対応する大アルカナの「V 法王」が、この人のパーソナリティーカードとソウルカード両方に対応するカードとなります。
10〜21の数字が出た人は、その数字がパーソナリティーカードを示し、もう一度分解して足した数字がソウルカードとなります。
ただし、19だけは特別なあつかいになります。19が出たときはさらに下記のような計算をすることになります。
1+9= 10
1+0= 1
ここで出てきた19、10、1、のすべてがパーソナリティーカード、ソウルカード両方に対応することになります。
さらにもう一つ、22が出た場合も特別で、この場合は常に4がパーソナリティーカード、0がソウルカードになります。
ここまでで割り出された0〜21の数字は、そのまま大アルカナの0〜21のカードの番号に対応します。
数字が苦手な人は頭が痛くなっているかもしれませんね。ご心配なく。このページの上部にあるフォームに生年月日を記入して「入力」ボタンを押すとパーソナリティーカードとソウルカードが表示されます。これなら誰でも簡単に調べられるでしょう。このページをブックマークしてご活用ください。
やり方が分かったらさっそくあなたやお友達のカードを調べてみましょう。ここで調べた3枚のカードは、それ自体の解釈はあまり重要ではありません。スプレッドを使って占いをするときに相手や自分の象徴カードとして選んだり、占い結果の中にこれらのカードが出てきたら重要なポイントを示していると解釈したりします。インスピレーションにしたがって自由に活用してみてください。
さらに、誕生日に対応する小アルカナ(ディスティニー カード)を調べることもできます。詳しくは「占星学とタロット(3) - 小アルカナ」をご覧ください。
毎年の誕生日に対応するタロットカードを「イヤーカード」と呼びます。こちらは「ライフタイム・イヤーカード・グラフ」の解説をご覧ください。
これらすべてのタロットカードを割り出したものを「タロット プロファイル」と呼びます。対象者の分析データとして活用することができます。
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